自作班

水冷パソコンの製作

自作班…それは自作パソコンの製作の他に、ここ数年間は液体を用いた自作のクーラーとの闘いを繰り広げてきた班でもある。

概要

自作班は普段、自作パソコンの製作やメンテナンスを行っている班です。 去年の楓門祭では一般的なパソコンを制作しましたが、今年は4年前に製作した水冷パソコンのアイデアを基に 別の方式で水冷パソコンを制作してみました。今回の水冷パソコンは流しそうめんから着想を得て、補強材に鉄板が入っている雨どいを 使用してCPUを冷却する方式を採用しました。

パーツ紹介

今回使用したパーツを1年生に頑張って書いてもらいました。

画像をクリックすると拡大表示します。

製作過程

初めに、購入したパーツの動作確認とOSのインストールをします。
注意:この作品を製作したことによる事故、破損等の責任は一切負いません。自己責任でお願いします。

1.CPUをマザーボードに乗せる

乗せた後は留め具を閉めてCPUが外れないようにします。

2.CPUクーラーを乗せる。

搭載したCPUクーラーは購入したCPUに付属しているクーラー(リテールクーラー)です。CPUの上に乗せた後に四隅にあるピンを押し込みます。

3.メモリを差し込む。

このマザーボードは珍しく片側だけ留め具が開く仕様でした。そのため、留め具が開かない側から差し込みました。

4.電源、SATAケーブルを配線する。

電源から伸びているコードをマザーボードで指定された場所に差し込みます。 HDDにはHDD用電源ケーブルとSATAケーブルを差し込み、SATAケーブルはマザーボードで指定された場所に差し込みます。 電源スイッチはPC用のケースを使いました。

5.起動の確認。OSのUSBメモリを差し込む。

起動することを確認した後にOS(windows)をインストールします。

6.OSをインストールして動作することを確認して終了です。

これで普通のパソコンとして使用することが出来ます。

水冷クーラーを製作します。

1.雨どいの削る範囲、ヒートシンク代わりの銅パイプの配置を考える。

CADを用いて作図しました。

2.雨どいを紙やすりで削る。

40番の紙やすりを用いて表面に鉄板が見えるまで削りました。

3.片面が削り終わったら反対の面も削ります。

4.CPUクーラーのファンを取り除く。

クーラーの材質が固くニッパで切断できなかったので、破損覚悟でのこぎりで切断しました。

5.雨どいの取り付けの邪魔になるので写真のようにCPUの留め具を切断します。

黄色い円の部分を切断しました。

6.接着剤を用いて雨どいとCPUクーラーを接着する。

クーラーの性能にかかわる作業なので慎重に行います。

7.接着したCPUクーラーの隙間に銅パイプを設計図のように接着していく。

8.動作することを確認して完成です。

実際に水道水を流した状態で動作しました。

性能試験

リテールクーラーと比較して、冷却効果を確かめるためにベンチマークソフト(Prime95)を用いてCPU温度の測定を行いました。
モードはblendモードで負荷をかけ、CPU温度はHWmonitorを使用しました。測定時間は10分間としました。
リテールクーラーでは、42℃前後で維持していましたが、水冷クーラーの場合、高負荷をかけた30秒後に80℃を超えたため中止しました。
冷却できなかった原因は、設計時に危惧されていたヒートシンクとの設置面積の不足がそのまま冷却能力を下げていたと思われます。
改善するには雨どいを切り抜いて、ヒートシンクを直接冷やす方式か、雨どい側の鉄板を叩いて平らにすることでヒートシンクとの設置面積を上げる方法があると考えました。

感想

今回の製作に参加した班員の感想です。

芝丘(自作班班長)
念願の3年越しのネタパソコンの製作に参加どころか、企画からその他もろもろ全部やらせていただきました。
最初の構想とほとんど同じ仕様で完成出来てよかったです。ただ、肝心の冷却性能が低すぎたのは少し残念ですが…。
製作では、とにかく班員をまとめるのが大変だったのと、部品の調達がしんどかったです。(雨どいに関しては、ホームセンターから部室まで真夏の暑さの中、徒歩で運びました。)
それでも自分が在籍して3年目の集大成といえる作品ではないかと思われます。こんなバカな企画に付き合ってくれた班員に感謝です。


銅鑼(どら)
今年は自作班でネタPCを製作しました。自作班のネタPCを楽しみにしている方の期待に答えられましたか?
ちゃんとネタ水冷PCが動いてくれて本当に感動しましたね。

bro
インパクトあるPCを作れたのではないかと思います。
やすり掛けが大変でした。

みそすーぷ
完走した感想
今回は雨どいを使用した「水」冷パソコンを自作するということで普段の自作PCとは一味違った作業を経験することができ新鮮な気持ちで作業に取り組むことができました。 既存のパーツを組み合わせるだけでなく加工する技術を学ぶことが出来て楽しかったです。

マウント
パソコン自体あまり詳しくないのでわからない事ばかりでしたが先輩方に色々教えていただき楽しく作業ができました。 来年はもっと率先して取り組めるようになりたいと思っています。

KB
自分は秋葉原にパーツの買い出しや組み立てなどに参加できなかったのでその分雨樋をやすりで削る作業に力を入れました。 実際削って見て気づいたことは力を入れて高速で削ったからと言って削れる量は大して変わらなかったということです。